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参議院選挙を振り返る 4 比例

14 7月 2010 6 Comments

【参議院選挙を振り返る 3 注目選挙区・都市圏】の続きです。

ここでは比例代表について記録していきます。


自民党>

自民党は、片山さつきさんが29万票でトップ当選。
佐藤ゆかりさんが27万票で次点につけます。
三位が山谷えり子先生、25万票、当選。

実績のある保守の先生は、やはり強かったと言えるのではないでしょうか。ゆかりさんは、くまてんさんが支援していました。
他にもたくさんの方が応援していました、支援者の皆さん、おめでとうございます。

タレント議員の批判もありますが、三原じゅん子さんが16万票を獲得し、5位で通過したことは特筆すべきことでしょう。自ら自民党に売り込んだ、政治家に なりたい方だったことも影響しているのでしょうか。

ヤワラちゃんこと民主党の谷さんこそ35万票を獲得、当選していますが多くのタレント議員が落選していきました。その中で三原さんは強さを見せました。様 々な意見(批判・賛同共に)もありますが、三原さんが強さを見せたことは、姿勢を含め何かの差があるのだと思います。

自民党の当落ラインは108,258。
比例での議席は12議席。


民主党>

民主党の当落ラインは100,932。
自民と同じく10万がラインとなりました。
比例での議席は16議席。自民より多い議席を獲得しています。

特筆すべきは、多くの有名議員が落選していることです。
喜納 昌吉 70,726 落選
(沖縄問題でよくわからないことを言われる方)
円より子 57,009 落選
田村耕太郎 60,689 落選
(自民党下野後に離党、民主党に入党)

白真勲 111,376 ドン2でのギリギリの当選。
あの白真勲でさえ、あわや落選という状況でした。

メディア露出だけでなく、やはりおかしな動きをしてきた議員にはそれなりの洗礼がある、という証左ではないでしょうか。今後の議会運営に影響があるので は?と感じます。

各政党ごとの得票数、当落ラインの票を列記していきます。当落ラインが各党ごとに異なります。また、得票率と獲得議席数の動き、各党の得票を見ていくとい ろいろと思うことがあります。実は、比例では民主が勝利しています。この数字は直視せねばならないのではないでしょう か。決して、得票で自民党支持になったわけではなく、支持層としては民主も強かったことがわかります。


政党別得票数>

比例を見るとわかるのですが、議席では自民が勝ちましたが、得票での勝者は自民ではありません。

堅実路線で、一部を切り捨てても単独候補にこだわった自民党の戦略、総取りできると複数候補を立てた小沢さんの戦術ミスの結果であること。

また選挙区での自民党の底力が効いて勝利、野党への下野からの危機感、各県連の地元対策。長年戦ってきた意地の勝利ではないでしょうか。後述しますが、選 挙区では社民の離反も好材料として追い風となったように思います。

選挙区を交えた獲得議席ではなく、政党への支持率である比例で見ていくと、勝者は民主であったとも言えます。決して楽観できる状況ではありません。
(桁数が多いため漢数字を振っています。)

政党名票
民主党

得票18,450,138(千八百四十五万)
得票率31.6%
獲得議席 16
当落ライン100,932

自民党

得票14,071,438(千四百七万)
得票率24.1%
獲得議席 12
当落ライン108,258

みんなの党

得票7,229,391(七百二十二万)
得票率13.6%
獲得議席 7
当落ライン37,191

公明党

得票7,639,437(七百六十三万)
得票率13.1%
獲得議席 6
当落ライン457,700

共 産党
得票3,563,554(三百五十六万)
得票率6.1%
獲得議席 3
当落ライン43,897

社民党

得票2,242,735(二百二十四万)
得票率3.8%
獲得議席 2
当落ライン130,746

たちあがれ日本

得票1,232,207(百二十三万)
得票率2.1%
獲得議席 1
当落ライン117,636

新党改革

得票1,172,394(百十七万)
得票率2.0%
獲得議席 1
当落ライン65,250

国民新党

得票1,000,034(百万)
得票率1.7%
獲得議席 0
当落ライン なし

日本創進党

得票493,618(四十九万)
得票率0.8%
獲得議席 0
当落ライン なし

女性党

得票414,962(四十一万)
得票率0.7%
獲得議席 0
当落ライン なし

幸福実現党

得票229,024(二十二万)
得票率0.4%
獲得議席 0
当落ライン なし

前述と繰り返しになりますが、やはり少数政党に不利な結果となってしまいました。躍進が伝えられるみんなの党は、なんと公明党を抑え、僅差で三位。

公明党を抑えるというのはすごいことではないでしょうか。創価学会という集票組織が全国規模であり、その組織選挙を上回った格好になります。ただし、みん なの党の危うさもあります、風で得た票を今後も維持していくのは極めて難しいという点です。果たして次回につなげらるのでしょうか。

与党入りは現在否定されていますが、野党状態で11議席。第三局として動くには少し弱いようにも思います。与党内であれば国民新党のような形で動くこと、 存在感を示すこともできたかと思います。しかし野党として存在感を示そうとすれば、どうしてもパフォーマンスに走らざるを得ないのではないでしょうか。あ まり激しい言葉ばかりが先行すれば、有権者に飽きられる可能性もあります。野党、第三局として動いていくにあたり、みんなの党が何をするのか。今後の動き に注目です。

共産党
同じく全国組織をもつ共産党ですら、みんなの党・公明党の七百万代の得票に対し、約半数の三百五十万票です。

社民は二議席確保。しかし政党としての歴史があります、二百二十万票という得票を見せました。社民党は議席こそ少ないものの、かつての歴史がありいまだ全 国組織を維持しています。いまだに二百万の得票を集めてみせます。

社民票が民主の小選挙区に投下されていた場合は、選挙区での勝利はここまでではなかったかも知れません。その意味では、鳩山さんが問題を健在化させ、社民 党とこじれて選挙協力がふいになったのは本当に大きな材料だったなと実感されます。

国政において、どうしてあそこまで発言力が(議席数と比較して)強いかという理由の一つになるかと思います。歴史があり、全国組織をもっていること、選挙 区に投下された場合のぎりぎりの一手になる可能性があるからではないでしょうか。

民主党は党としての歴史が浅く、全国の県連としての力はそこまで持っていないように思います。だからこそ、特に選挙区において社民の力が必要だったのでは ないでしょうか。

たちあがれ日本、新党改革、国民新党はそれぞれ百万票代で拮抗。たちあがれ日本、新党改革は一議席獲得。国民新党は百万票を集めるも議席確保とはなりませ んでした。

ご存知のように、郵政に絡む政局があり、郵便局(JP労組)からの集中投票があったと思います。遅配しても選挙支援をしていたと報じられたのは記憶に新し いです。その郵政票が百万。社民の二百二十万の大きさを思い知ります。

日本創新党は、約五十万票を集めましたが、残念ながら議席には結びつかず。地方議員の連合として、国政に送り込むという考えはすごくおもしろく思え、また 動きは保守の有権者に非常に近くなると考えていたためとても残念です。

今回は選挙まであまりに時間が少なかった。今後は、さらに地方議員の参加も増えるのではないでしょうか。地方議員が二倍になれば集票も二倍に。結党からの 歴史・期間を見れば、今回は残念でしたが、この広大な参議院選挙を戦った結果としては未来に希望をもてる得票ではないでしょうか。

女性党が意外に得票を伸ばしました。これは単純に政党名による部分もあると考えます。いわゆる「ぼんやり左翼」な方や、なんとなく投票しようと思った方 が、政党名だけで選んだ票が相当数含まれると思います。もしかしたらなんらかの支持基盤があり、構築中なのかも知れませんが、背景はよくわかりません。次 の選挙にも出てくるのでしょうか?

幸福実現党は、女性党よりさらに半分。二十二万の得票で議席0でした。次回の衆議院選挙には出てくるのでしょうか。衆議院での派手な大敗のイメージが尾を 引いているのかも知れません。

幸福実現党と公明党と比較すると、七百万vs二十二万。
支持母体が共に宗教ではありますが、信者の数にも開きはあるのでしょうが、資力は双方低くはないように思います。この差は、やはり政党としての歴史の差、 それに伴う選挙経験、経験値の差なのかも知れません。長く与党にあることで、相当のノウハウを蓄積しているのでしょう。今後、幸福実現党も躍進する時代が 来るのかも知れません。次回の選挙の去就が気になります。

自民党からは、三橋貴明候補が落選。
四万二千票でした。ネット選挙が解禁されなかったことによる混乱、また全国戦での難しさ(広いため組織運動が難しい)支持者の多くがネットからということ でリアルの選挙活動の経験が全体に乏しく、票固めが遅れたこと。書籍の販売数を見れば、候補個人のSPECに対し潜在票はまだまだ見込めると思いますが、 票に結ぶまでの現実の活動につなげることが難しかったように思います。

公認より約半年、取れる手段も限られていたでしょう。打てる手には限界があり、結果として奇をてらいすぎたのでは?という声もありました。意見は多々ある でしょう。ですが、何もない状況からは善戦だったとも言えます。

ネットの総合評価としての票が、一つの形となった数値は四万二千。ネット全体となると実際の数はもっとあると思いますが、組織としての力、支援能力、集票 能力も含め、(三橋候補個人ではなく、また手伝ったスタッフだけではなく)ネットの現在の票は「総合評価で四万二千」と受け止めるべきかと思います。潜在 的にはもっとあるのでしょうが、ネットからの公認ということもあり、この数字が一つのベンチマーク・指標とされるのではないでしょうか。

他の支持母体の数と見比べると、特に社民の二百二十万と比較すると、本当にこれからだな、と思います。初めての選挙、慣れないことも多々あったかと思いま す。他の支持母体と比較することで、今後の課題も見えてくるのではないでしょうか。様々なノウハウの蓄積となり、それは今後、ネット全体に展開されてくる ものもあるでしょう。結果は残念でしたが、走り回ったたくさんの方がいます、本当にお疲れ様でした。

またチャンネル桜キャスター藤井厳喜さん(57歳)は10,194でした。口蹄疫問題にも精力的に取り組まれ、難しい状況がある中での出馬。候補、また支 援者の皆さん、本当にお疲れ様でした。

実際の数字になって見えてくると、本当に難しい、重たいものがあると感じました。

明日に続く

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6 Comments »

  • SNS-FreeJapan said:

    SNS内にて公開していた選挙分析です。よければお読みください。 参議院選挙を振り返る 4 比例 http://bit.ly/9zPYXO

  • 伊予柑 said:

    RT @FreeJapan: SNS内にて公開していた選挙分析です。よければお読みください。 参議院選挙を振り返る 4 比例 http://bit.ly/9zPYXO

  • 参議院選挙を振り返る 5 選挙結果からの影響 | FreeJapan said:

    […] 参議院選挙を振り返る 5 選挙結果からの影響 14 7月 2010 No Comment 【参議院選挙を振り返る 4 比例】の続きです。 ◆議席の変化に伴う今後の政局 Q:今回の自民躍進の結果、政局 […]

  • freejapan said:

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  • citrusiyo said:

    RT @FreeJapan: SNS内にて公開していた選挙分析です。よければお読みください。 参議院選挙を振り返る 4 比例 http://bit.ly/9zPYXO

  • Etta said:

    AFAIC th’tas the best answer so far!

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